犯人は誰だ!?”007”シリーズのダニエル·クレイグが名探偵に!!”トゥルーライズ”のジェイミー·リー·カーティスや”キャプテン·アメリカ”のクリス·エヴァンスを始め豪華キャスト陣を取り巻く新鮮な推理劇!!
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“ナイブズ·アウト/名探偵と刃の館の秘密”は、2020年に公開されたアメリカのミステリー映画です。
この映画は、全世界で7千万部を売り上げたベストセラーの推理小説老作家が、遺産相続をして自殺をする事になるが、これを尋常ではないと思い、雇われた私立探偵ブノワ·ブランが息子、娘、孫、療養士を尋問しながら、自殺か他殺かを、追跡していくストーリーです。
果たして、莫大な遺産は誰に渡され、自殺だったのかが、反転に反転を繰り返す愉快なコメディースリラー探偵映画となっています。
ライアン·ジョンソンが監督と脚本を担当し、ダニエル·クレイグ、クリス·エヴァンス、アナ·デ·アルマス、ジェイミー·リー·カーティス、マイケル·シャノン、ドン·ジョンソン、トニー·コレット、クリストファー·プラマーらが出演しています。
本作は、2019年トロント映画祭で、世界で初めて公開されました。
また、アメリカ衣装デザイナー組合賞(現代劇部門)を受賞しています。そして、第92回アカデミー賞では、脚本賞にノミネートされました。更に、第77回ゴールデングローブ賞では、コメディ·ミュージカル映画部門の作品賞、主演男優賞(ダニエル·クレイグ)、主演女優賞(アナ·デ·アルマス)にノミネートされました。
尚又、21年に続編が出るという話が出ています。
スタッフやキャスト
脚本:ライアン·ジョンソン
監督:ライアン·ジョンソン
音楽:ネイサン·ジョンソン
主題歌:Frank Sinatra / I’m Gonna Live Till I Die
登場人物 / 役者
ブノワ·ブラン / ダニエル·クレイグ
ヒュー·ランサム·ドライズデール / クリス·エヴァンス
マルタ·カブレラ / アナ·デ·アルマス
リンダ·ドライズデール / ジェイミー·リー·カーティス
ウォルター·”ウォルト”·スロンビー / マイケル·シャノン
リチャード·ドライズデール / ドン·ジョンソン
ジョニ·スロンビー / トニ·コレット
エリオット警部補 / ラキース·スタンフィールド
ハーラン·スロンビー / クリストファー·プラマー
メーガン·”メグ”·スロンビー / キャサリン·ラングフォード
ジェイコブ·スロンビー / ジェイデン·マーテル
ドナ·スロンビー / リキ·リンドホーム
フラン / エディ·パターソン
アラン·スティーヴンス / フランク·オズ
ワネッタ·”グレート·ナナ”·スロンビー / K·カラン
ワグナー巡査 / ノア·セガン
Mr. Proofroc / M·エメット·ウォルシュ
カブレラ夫人 / マーリーン·フォルテ
探偵ハードロック / ジョセフ·ゴードン=レヴィット
ナイブズ・アウト あらすじ
NY郊外の館で、巨大な出版社の創設者ハーラン·スロンビーが、85歳の誕生日パーティーの翌朝、遺体で発見される。
名探偵ブノワ·ブランは、匿名の人物から、この事件の調査依頼を受ける事になる。
パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者。
調査が進むうちに、名探偵が家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく–。
-https://longride.jp/knivesout-movie/-
ナイブズ・アウト ネタバレ感想
まず、この映画の最大のボールは、監督の華麗な映画俳優のキャスティングだと思います。
内容の流れが全く歪んでおらず、自然に展開される部分が、映画を見る間中、犯人を一緒に探すように仕向けました。そして犯人を捕まえるのに、観客の不意打ちをくらわす反転ではないが、この映画には、そのような不意打ちの反転よりは、映画で描いた犯人が明らかになる過程が、映画の脈絡を断ち切らず痛快です。
劇中のキャラクターは、完璧に消化します。ベストセラー推理小説作家の子供達の表では父親に従え、親孝行のふりをするが、一様に父親の財産を狙って中身のような他の行動が犯人を捕まえる間、一つ一つ明るみに出る時はありふれた話だが、皆裕福な人であれ貧乏な人であれ、そこでいつもお金と権力に社会の関係ではなく、家族関係の中でもお金が左右される姿が面白い現実です。
この映画は、何よりも、出演者達が本当に華やかです。率直に<この人達をどうやって呼び集めたんだろう>という気がする程です。
ところが、監督は”スター·ウォーズ/最後のジェダイ”、”LOOPER/ルーパー”の脚本と監督をしました。また、”スター·ウォーズ”は監督だけでなく、演出と脚本までも担当しており、米国ドラマシリーズ”ブレイキング·バッド”で、演出を担当した事もあります。これは、ハリウッドで、能力を認められた監督という意味です。
ハリウッドで伝説になったシリーズが、まさに”スターウォーズ”ですね。誰もが知ってるであろう、”アベンジャーズ”シリーズが最新トレンドの伝説だとすれば、”スターウォーズ”は文字通り、レジェンド級の映画シリーズであり、固定ファン層が非常に厚い映画なのです。米国で、”スターウォーズ”が公開される日は、各職場の休暇や欠勤率が急激に上がるという言葉まである程なのですから。
そして、もう一つの伝説のシリーズ”007”のジェームズ·ボンド、ダニエル·クレイグが主演として出演します。
正確に言えば、ストーリーを率いる主なキャラクターであり、30分で明らかになった情況の隙間を埋める、鋭い私立探偵を演じています。そして、ダニエル·クレイグは本当に格好良く、その役割を果たしてしまいます。ダニエル·クレイグのちょっとした抜けている姿も、”007”のジェームズ·ボンドと違う姿を見る事が出来て、満足でした。彼の紳士的な口調と行動が、そのまま溶け込んだ演技で、映画を見ている間中、夢中になる事が出来ました。
空間の魅力、非常に凝ったように見える衣装、ぴったりのキャスティング、独特な進行など、何度見ても退屈しないだろうと思う程、印象に残る映画です。
そして、馴染みのない女優に思われるかも知れないアナ·デ·アルマス。
立体的なキャラクターのマルタを演じた、キューバ出身であり、アメリカで活動する女優のアナ·デ·アルマスは、厳しい状況の中でも絶対自分を失わず、問題を逆手に取る事も出来る、外柔内剛型キャラクターのマルタを、見事に消化しました。
彼女は、キアヌ·リーブスと共演した”ノック·ノック”ではベル役、”ブレイドランナー2049”ではジョイ役を、引き受けた女優です。ハーランの看病人であるマルタに扮したアナ·デ·アルマスは、善良な心で全ての映画を導いていくよう感じられます。彼女は、誰もが持つ事の出来ない優しさを武器にしており、すぐに崩れる事はありません。このような点は、ストーリーや感動を始め、映画を更に強固にしてくれるでしょう。ストーリーをもっと吸引力のある人にしてくれた女優です。弱さと強さという、全く違うポイントを活かした演技が印象深かった為、今後の公開予定作の”007 ノー·タイム·トゥ·ダイ”と”ブロンド”が、更に期待されます。
“キャプテン·アメリカ”として、世界中に愛されているクリス·エヴァンスもランサム役で、出演しています。しかし彼は、実際劇中では、殆ど出て来ない人物です。こんな事なら、クリス·エヴァンスを、何故出演させたのか気になりますが、映画の最後まで見れば明らかになります。
面白い推理小説を一つ読んだような感じがする、面白い推理映画です。
あまりにも、刺激的な要素が加味されたドラマや映画が多いこの頃、本当に正統推理劇を見たようです。その為、家族が楽しむにも、そして一人で見るにも良い映画ではないかと思います。
映像美も素晴らしい上、セリフに含蓄的な意味を、沢山含んでいる映画です。
タイミングと判断
移り変わる世の中は、早めの判断が求められる事も多いです。何かを買う時に、テレビショッピングでは売り切れが間近だと知らせて、ショッピングモールでは、割引特典があまり残っていないと話します。高校では早い進路を選択し、それに合う課外活動をする事をお勧めします。会社では、目上の人が言う通りに、速く動かなければならず、目上の人は目下の人に仕事をさせる為に、早い意思決定を要求します。
もちろんタイミングは、本当に重要な判断があります。特に、最近株式投資をされている方は、いつ売り、いつ買い取るべきかといった判断です。
しかし、その素早い判断が、様々な変数を考慮するか、あるいは周囲の状況を考慮する判断なのかは、また別の問題でしょう。
社会生活をしていると、オーナーや上司達が判断を下すのを見て、判断をしなければならない時があります。でも、自分が分かっているという軽率な判断で、物事を誤る時を多々見て来ました。人の意見をきちんと聞いたり、周りの状況をきちんと考えたり、仕事をしている人の状況を無視したり..そんな軽率な判断の結果は、結局破局です。
というからには、判断を保留して、考える時間を持つのも手です。
この映画の話を引っ張っていくブノワ探偵は、物証を探す為に歩き回ったりもしますが、心証と証言で推理をしながら捜査をします。ところが、映画の終始、ブノワ探偵は容疑者達に質問をし続け、その答えをあちらこちらに組み立てます。そして、決して先に結論を下さず、証言上の空いた時間を埋めていきます。
アガサ·クリスティの推理小説のように、容疑者達は、ブノワ探偵の鋭い分析と誘導尋問に陥り..家族全体を騙しながら、犯人まで完璧に騙す周到さを見せます。そして、自暴自棄な犯人が、自ら足の甲を押しつけて、自白させる展開を見せます。
絶対自分の胸中を露わにせず、中途半端に犯人を決め付けず、可能性を開いて犯人を油断させ、鋭い判断でまた犯人を窮地に追い込みます。
軽率な判断ではなく、判断を少し遅らせながら状況を見守る事なのです。それが時には、問題解決の役に立ったりもします。
もちろん、判断を少しずらしてしまうと、他の人から見ると問題解決の意志がなかったり、悠々不断のように見えたりもします。しかし、重要な事は、早い判断を下しても遅らせても、判断する基準がなければならないという点です。
ブノワ探偵には、出来るだけ多くの人々の話を聞いて、その人々の状況と性向を把握し、事件の時間を埋めていきながら、問題を解決していく過程と基準があります。
こんな基準があったら..少しは解決しづらい問題なら、判断を少しずらすのも助かります。そのような問題は大部分ねじれています。ハーラン·スロンビーの死と、その家族のそれぞれの事情と隠された話のようにです。
米国から見た不法滞在者
この映画を見ると、最近米国内で葛藤が起きている問題である、不法滞在者達に対する、米国人内部の多様な見方が分かります。
劇中の誕生日パーティーで、政治の話をするクラスといった家族の政治的会話に登場するテーマです。
長い歳月の間、自分達が主人として生きてきたのだから、当然自分達の所有であり、合法的な移民者の場合は問題ないが、不法滞在者の場合は、社会を蝕む存在だと考えます。
劇中のマルタが、合法的な移民者で、彼を通じて妹と母親が米国に来ており、作中で母親はまだ不法滞在者の身分で出て来ます。
しかし、米国の建国は200年しか経っておらず、そして200年前、彼らの先祖が不法滞在者として米国に渡ってきた為、武力で平和に暮らすインディアンの土地を、少しずつ奪い取ったという事を知っている人はいないようです。
いや正確に言えば、知っていながら知らないふりをしているのでしょう。
映画は、巧妙な方法でこの部分に触れています。
そして、米国内の左右対立の問題も、作中ハーラン作家の孫娘と孫を通じて、見せてくれます。この部分はどうして、現実的にも、私達の社会と似ているのでしょうか。
この家の家族は、皆マルタに親切に「私達はいつもあなたを家族のように思っていた」と言って暮らしています。しかし、彼らはマルタが、どの国の出身なのかも知らない程、彼女に関心が無いです。ただ彼女は移民者であるだけで、彼らにとって移民者は、何処から来ても何の意味も無いのです。
決定的な瞬間になると、青筋を立てて話します。家族みたいなのが、本当の家族じゃないとね。
作家のハーランは、そのようなお世辞は言わないが、他人には知られないように、自分の生涯成し遂げた全てを譲り渡す後継者としてマルタを選択したけれど、その富の背景として、生涯享受して来た子供達は、ハーランが成し遂げた全ての事を、当然自分達の物であるかのように考えます。
もう一つは、最後の場面で、ハーランの子孫が大邸宅から追い出される時、「先祖代々住んでいたこの家」という言葉がありますが、あの時、ブノワ探偵が投げた言葉、「この家は1980年代にパキスタン人から買い入れたものだ」と。まるで彼らが、数百年間所有してきたような豪邸が、実は移民者から買い入れたとは..
映画は推理物であると同時に、このようなやり方のブラックユーモア、白人優越主義と血統に執着する人々、自然に与えられた物を当然視する人々を、上辺だけの台詞でつねる。見ていると、人の土地を占領し、まるで最初からそれが自分達の物だったかのように、生きてきた白人全体を代弁するのが、ハーランの子孫ではないかと思います。
移民者の家を占領し、再び移民者に渡す、数字では多数のその白人達、あれこれ考えなくても、完全に没頭する映画でもあります。
制作陣の意図として、ナイブズ·アウト/名探偵と刃の館の秘密は、トランプ政権の米国社会を風刺したブラックコメディです。
アメリカはもともとインディアンが住んでいる土地に、移民者が占領して建てた国です。持つ歴史も短いです。しかし、トランプ政権は、自分達の伝統性と歴史を取り上げ、移民者を差別し、困難にさせました。
その上、民主主義の精神で、世界の経済大国に成長し、常に正義と自由の品格を叫んでいた彼らだが、父の世襲が続いており、人種差別も続いています。そして、経済的パワーを国々に振り回しました。
ナイブズ·アウト/名探偵と刃の館の秘密から出てくる人物も、上流階級として品格を備えたように振舞いますが、最終的には窮地に追い込まれ、互いを非難し、自分達の素顔を隠す為に、みすぼらしい言い訳をして、自分達が稼いでいない金を、自分が生まれた時から持って生まれた金だと勘違いし、その金を守る為に、マルタを犯罪者に追いやったり脅迫するなど、みっともない行動をして、ついに豪邸から追い出される姿は滑稽でなりません。
叙事を裏付ける様々な仕掛け
映画ナイブズ·アウト/名探偵と刃の館の秘密、タイトルの意味は<刀を抜く>です。映画のタイトルを暗示するような刃物の小道具が、映画の間中沢山登場し、また、様々な装置として使われます。刀だけでなく、チェス盤、きしむ騒音など視覚と聴覚を問わず、多様な伏線が、蓋然性を丈夫にしてくれる役割をします。それで個人的には、映画を何度見ても、それぞれ違う楽しさがありました。
登場人物の言葉、行動、小道具一つ一つまで、目を留める価値がある映画です。映画は主に、二人の視点で展開されます。一人はブノワ·ブランの探偵で、もう一人は..ネタバレになるので、映画で確認して欲しいです。
探偵の視線で展開された時、事件の顛末とこれまで逃した部分と釈然としなかった点を、蓋然性に穴なくすっきり聞く事が出来ました。また、一人一人の内情を覗き見してくれて、事件のあらましを一つずつ解いてくれます。そして、ついにハーランを誰が殺したかについて、綿密に見せてくれます。しかし、<誰がハルランを殺したか>が、重要ではないという事です。その疑問は、変わらなければなりません。<誰がハーランの死を望んだか>。
開かれた結末のように、解釈がまちまちになるのではなく、観客らが全ての部分を理解できるよう、魅せてくれる親切な映画でした。
推理劇は容疑者達の、それぞれ違う陳述と動機を持って、組んでいく愉楽があります。
この映画での動機はかなり明確です。ベストセラーミステリー作家の遺産、それは全ての問題を解決出来るお金です。作家に対する愛憎の程度は、それぞれ違うかもしれないが、お金に対する興味は、皆にとって絶対的な動機だと思います。その証拠に、誕生日パーティー前に、子供達と良い雰囲気を保った訳ではありませんでした。
誰かは学資が不足して、誰かは事業が潰れて..様々な理由で、作家の遺産を欲しがる家族の間で何を考えたのでしょうか??
古典的な推理劇は良く、貪欲とブルジョワに対する警戒をメッセージで展開されます。それより、現代的な要素が多く加わりましたが、ナイブズ·アウト/名探偵と刃の館の秘密も、その枠から大きく外れていません。
物質的な物に目がくらんでいた皆が、もしかしたら、犯人だったかも知れません。映画の終始、続いた偽善に対して距離感を感じた方なら、最後の場面を見ては、笑っていらっしゃるでしょう。
ナイブズ・アウトのまとめ
このような映画は、細かく設計しないと簡単に気が抜けるのですが、映画が終わるその瞬間まで、緊張を緩めなくします。古典推理物の典型を踏みながらも、反転に反転を重ねて、新鮮さを加えています。そこに、演技派俳優陣の1人1人が、ハリウッドの名優。家政婦のマルタは、嘘を付くと嘔吐するという特殊な設定まであり、なじみながらも、細密で斬新です。そこに勧善懲悪のメッセージを、旧態依然として表現しません。
ブラックコメディ的な要素まで加えながら、米国社会を批判するコードも、度々目にする事が出来ます。最後まで見る価値がある、そんな映画です。
この映画も、やはり映画に対する評価を、安易に下す事が出来ません。最後まで見ないと、映画の全体が分かりません。早めの判断も良いですが、時には、判断をずらす事も必要です。
ただ、傲慢な判断、または他人に判断を譲る卑怯さではありません。ブノワ探偵のような判断が、我々に必要な今日この頃です。
映画ナイブズ·アウト/名探偵と刃の館の秘密は、ビジュアル的に完璧でした。俳優の外見だけを言うのではありません。背景と小品、そしてその全てを合わせたストーリーに対するビジュアル的な具現が滑らかで、見る楽しさがある映画でした。推理劇であるだけに、可能性とキャラクター性が非常に重要ですが、ナイブズ·アウト/名探偵と刃の館の秘密は、その全てを捕まえたと自信を持って言えます。
ダニエル·クレイグ主演の映画だから、面白さとレベルは既にある程度、保障されているでしょう。”オリエンタル急行殺人事件”と同様に、劇の最後まで犯人を推定してみて、否応が繰り返されます。こんな類の映画を作る作家は、本当に頭が切れてると思います。甚だしくは、映画の最後まで主人公が自ら犯罪者だと思い、最後の5分に、本人は犯人ではなかったという結論を知るという事は、どれ程のシナリオが、しっかりしていなければならないかを見せてくれます。
推理探偵流の映画が好きな方には、是非お勧めします。ナイブズ·アウト/名探偵と刃の館の秘密は、ある意味内容が複雑で、奥深い台詞の為、難しい映画だと感じる事があります。しかし、敢えて事件を推理する必要もなく、状況に応じて変わるキャラクター達の行動を、見ながら笑っていると、自然に真実に辿り着く映画なので、気楽に愉悦するのがより良いと思います。
ダニエル·クレイグ、クリス·エヴァンス、アナ·デ·アルマス、ジェイミー·リー·カーティス、マイケル·シャノン、ドン·ジョンソン、トニー·コレット、クリストファー·プラマー等
画面を掌握する錚々たる俳優陣を、一緒に見れる事も、本当に光栄でした。
推理作品は、やはり起承転結のうち、結が最高でなければなりません。かなりの伏線と仕掛けが解けて、真実に向き合う時のスリル。非常に面白い推理小説を、映像で見る気分です。どれ一つ意味の無い物は無いでしょう。
勧善懲悪的な話であって、見てから不快感の残らない娯楽映画でした。ひたすら、観客の没入と遊戯だけの為の映画です。
傲慢な人は、罰を受け、正直な人だけが、勝利する。その一言に尽きます。
ナイブズ·アウト/名探偵と刃の館の秘密は、推理が全ての映画ではありません。一家を興した85歳の老人家門に対する誇りと老人の財産を天秤にかける家族達。そして、それぞれの家族が隠したい真実と貪欲。この全ては、推理という外皮に隠れていて、結局は素顔を現して映画、そのものになるでしょう。
映画館で見る映画も楽しいですね。
どうせなら、超お得に楽しみたいですね。
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