イントゥザスカイ 気球で未来を変えたふたり エディ·レッドメインとフェリシティ·ジョーンズ一番高い 熱気球の物語!!

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フェリシティ・ジョーンズ × エディ・レッドメイン 『博士と彼女のセオリー』W主演、再び!! 高度12,000メートルを体感!! 人類の限界に挑む2人の運命はー。奇跡の実話。興奮と感動の物語。

恍惚とした空!!エディ·レッドメインとフェリシティ·ジョーンズが連れて行ってくれる一番高い空への冒険のときめきを込めた熱気球の物語!!

イントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたりは、リチャード·ホームズの小説空への墜落(Falling Upwards: How We Took to the Air)が原作で、2019年に公開された伝記冒険映画です。

イントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたりは、19世紀ロンドンで、予測不可能な空を理解したい気象学者ジェームズ·グレーシャーと、最も高い空に会いたい熱気球操縦士アメリア·レンが、熱気球を浮かべて空を探検しながら、繰り広げられる一世一代の冒険話を描いている作品です。

本作には、ウーマン·イン·ブラック2 死の天使”(2015)のトム·ハーパーが、監督と製作を担当しました。

更に、ファンタスティック·ビーストと魔法使いの旅(2016)のエディ·レッドメインが、気象学者のジェームズ·グレーシャー役を、今日、キミに会えたら”(2011)のフェリシティ·ジョーンズが、熱気球操縦士のアメリア·レン役を演じました。

エディ·レッドメインとフェリシティ·ジョーンズは、博士と彼女のセオリー”(2015)に、夫婦で出演した事があり、今回が再共演になります。

博士と彼女のセオリー”(2015)で、理論物理学者スティーヴン·ホーキング博士を演じたエディ·レッドメインは、イントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたりにも、実在した科学者ジェームズ·グレーシャーを演じました。

また本作は、20198月にテリュライド映画祭で世界で初めて上映され、同年11月にイギリス、12月にはアメリカで上映されました。

ジェームズ·グレーシャーとアメリア·レンの偉大な挑戦に向けた情熱とときめき、逆境などが垣間見られ、立体的な高空アドベンチャーストーリーを期待させて、好奇心を刺激します。スチールの中のジェームズ·グレーシャーからは、望遠鏡で空を観察する真剣さはもちろん、天文と気象を観測する道具を熱気球に詰めたまま、満面の笑みを浮かべている為、彼が空を理解しようと始めた熱気球への旅に、どれ程大きな願いと好奇心を込めていたかが推測出来ます。

また、一番高い空を夢見るアメリア·レンが熱気球冒険直前、大衆に向かってショーマンシップを繰り広げる姿、目のくらむような上空を飛行している熱気球のてっぺんを、よどみなく登っている姿などは、彼女が力強い情熱で、劇を面白く導いていく事を予告しています。

ここに、魅力的なケミストリーをプレゼントする2人が、熱気球の冒険中に出会うようになる驚異的に広がる空、ロマンチックな蝶の群れの登場を描いたスチールは、映画の中のもう一つのビジュアルポイントを見せて、観覧欲を刺激します。

公開されたメインポスターでは、天に向かう情熱で輝いている気象学者ジェームズ·グレーシャーと熱気球操縦士アメリア·レン、2人の姿が視線を集め、計画的な気象学者と即興的な操縦士が作り出す興味深い呼吸を期待させます。

熱気球に乗っている2人の後ろに、五色に輝く空と調和した星の光は、何処にも見られなかったロマンチックな冒険を暗示しながら、広々とした空の幻想的なビジュアルが際立つ、雪の精アドベンチャー物の誕生の予感がするでしょう。

<空への偉大な冒険の始まり>というキャッチコピーは、まだ宇宙への旅は幻想のようだった19世紀、誰も簡単に挑戦出来なかった空の最高の高さへの冒険を、裸身で旅立つ事になった2人の驚くべき出来事を待ちわび、好奇心を刺激します。

イントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたりは、IMAXカメラに高さ11,277mの実際の上空を、ヘリコプター撮影で捉えただけに、リアルな高さのアドベンチャーを提供します。

ここにゼロ·グラビティ”(2013)で、アカデミー音楽賞を受賞したスティーブン·プライスの音楽、そして、ハリウッド最高のシネマカップルとして愛されているエディ·レッドメインとフェリシティ·ジョーンズの演技呼吸が加わって、観客の目と耳を全て満たす、たった一つの五感満足ムービーで、劇場街を盛り上げるものとみられるでしょう。

スタッフやキャスト

脚本:ジャック·ソーン

監督:トム·ハーパー

音楽:スティーヴン·プライス

主題歌:Sigrid / Home To You

登場人物 / 役者

ジェームズ·グレーシャー / エディ·レッドメイン

アメリア·レン / フェリシティ·ジョーンズ

アントニア / フィービー·フォックス

ジョン·トリュー / ヒメーシュ·パテル

ピエール·レン / ヴァンサン·ペレーズ

エセル·グレーシャー / アン·リード

アーサー·グレーシャー / トム·コートネイ

エアリー / ティム·マッキナリー

フランシスおばさん / レベッカ·フロント

イントゥザスカイ あらすじ

堅物の気象学者と、自由奔放な気球操縦士。

気象予報の未来を変えた正反対の2人の、深い絆と壮大な旅路の物語。

19世紀ロンドン。「天気を予測する事が出来る」と唱える気象学者のジェームズは、学界からは荒唐無稽とバカにされ、調査飛行の資金も集められずにいた。

諦めきれないジェームズは、気球操縦士のアメリアに「空に連れて行って欲しい」と頼み込む。2年前に夫を亡くしてから、生きる気力さえ失っていたアメリアだが、悲しみから立ち直る為の飛行を決意する。

ようやくスポンサーも現れ、アメリアのショーとして、高度の世界記録に挑戦する事になる。観客の熱い声援に送られ飛び立った2人だが、立場と目的の違いから、狭いバスケットに険悪な空気が流れる。

だが、高度7000mの世界記録を破った後、想像を絶する自然の脅威に次々と襲われた2人は、互いに命を預けて、助け合うしかなかった。果たして、前人未到の高度11000mで、2人を待ち受けていたものとは–??

-https://gaga.ne.jp/intothesky/-

イントゥザスカイ 感想

ただ眺めていた空、それで絶対に見られないと思っていたものを眺めてばかりいなかった為に発見しました。彼らを通して、眺めるだけで世の中が変わらない事を語る映画が、イントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたりです。

当時の社会が作った壁と限界を破っていく2人の歩み、そして彼らの歩みに出会った驚くべき青空の風景が、調和をなしてもたらす感動は、涼しさそのものです。

ジェームズ·グレーシャーとアメリア·レンは、誰も行った事のない世の中、誰も挑戦しなかった領域に、果敢に足を踏み入れます。

この映画で、社会と自然の脅威と制約を超える冒険の中心にある人物として目立つ存在は、実在の人物であるジェームズ·グレーシャーではなく、仮想の人物アメリア·レンです。

19世紀、欧州の女性達は、教育を受けられる水準も、持てる職業も、自分の才能を広げる領域も制限された状況でした。映画の中で、ジェームズ·グレーシャーを探して、アカデミーを訪れたアメリア·レンを、「有り得ない事が起きた」という視線で眺めています。女性の出入りが制限された場所に入って来たアメリア·レンに向けられた視線と言葉は、丁寧なようだが、はっきりと線を引きます。それでもアメリア·レンは、「自分がジェームスを訪ねて話す」と言って、皆の視線を背にして前に向かいます。

熱気球マンモスに乗って、空の上に上がって新しい記録に挑戦し、気候を予測するというジェームズ·グレーシャーの研究を完成させる最大の助力者は、アメリア·レンです。限界を超える挑戦の前で躊躇うより、喜んで自分が責任を持って、操縦に乗り出すと言います。高度が高くなる程、下がる温度によってジェームズ·グレーシャーと熱気球に問題が発生した時も、問題解決に乗り出す人が、アメリア·レンです。

また、別の意味で<空に向けた冒険>、その前に立つアメリア·レンの挑戦は、科学的発見と新しい理論の定立を超えた貴重な結果をもたらすという点で、胸が熱くなります。

映画は、人々の反対が最大の敵であり壁だが、その葛藤や逆境を、大きく浮上させる事はありません。彼らが経験した無数の反対過程を見せなかった為、多少平易に感じられるかも知れません。

対照的な性格のジェームズ·グレーシャーとアメリア·レンは、バーディームービーの定石に忠実です。ジェームズ·グレーシャーは、世の中と妥協しない生真面目な科学者である一方、アメリア·レンは、エンターテイメントの本質を見抜いている冒険家です。彼女はピエロのように、顔を白く扮装したまま、才能を乗り越えながら熱気球の出発直前まで、群衆の前で演技します。<四次元>の様相を誇るフェリシティ·ジョーンズの演技は、アリス·イン·ワンダーランド”(2010)のヘレナ·ボナム=カーターを連想させます。ジェームズ·グレーシャーは熱気球への搭乗が初めてなのに対し、アメリア·レンは科学の素人です。 

ジェームズ·グレーシャーとアメリア·レンは、彼らは熱気球の操縦士であり、バリューンニストであり、パイロットでした。飛行中に、生命を失うかもしれないあらゆる困難に直面します。酸素不足、低温、上昇不可、突然の墜落まで、多様な危機は、スリラー映画のような緊張感をもたらします。

二人の主人公の関係は、最初は対立や緊張を誘発しますが、同僚愛を発揮し、生還に成功します。飛行の途中には、飛行に至った2人の過去の苦難が挿入される編集方法を活用します。

アメリア·レン

逞しい女性パイロットのアメリア·レンは、どのようにして作られたキャラクターなのか。ただ映画を作る為に、製作者が女性主人公を想像して追加したのか。

必ずしもそうではない。ヨーロッパには、1700年代後半から、女性気球士が複数いたといわれます。当時は、気球というのが科学目的軍事目的観光目的というよりは、観客を集めてサーカスする概念でよく使われたが、男性よりは、女性パイロットが観客の目を引くのに良かったからです。女性パイロットと子犬が気球に搭乗した後、それぞれパラシュートを背負って飛び降りるショーも多く行われたといいます。アメリア·レンはそのような女性パイロットの中で、ソフィー·ブランシャール(Sophie Blanchard)というフランス人をモデルにして作ったキャラクターです。

ソフィー·ブランシャールは1778年生まれで、この映画の時代的背景より約50年先に生きていました。1世代機構の操縦士という訳です。

彼女は、夫のジャン=ピエール·ブランシャールと一緒に気球に乗ったが、夫の事故で亡くなった後、ソロ飛行をしました。彼女は、とても小さな籠を使ったそうです。あんなに小さな籠に乗って、3000~4000メートルまで上がったなんて、すごい強心臓だったでしょう。また、ブランシャールは観衆の注目を集める為に、主に夜間に飛行し、籠で花火を演出したといいます。あまりにも人気が高く、ナポレオン·ボナパルトとルイ18世が主催する各種国家の行事にも、よく参加したそうです。

ブランシャールは、41歳で亡くなりました。1819年の事でした。パリのティボリの庭園ででした。いつも飛行をしていた時だったが、この日は特に風が酷かったといいます。しかし、フライトをキャンセルする訳にはいきませんでした。当時ヨーロッパ人は乱暴だった為、気球が飛ばないと、群衆が気球に火をつけたりパイロットを殴打したりする事がよくあったといいます。どうにかこうにか離陸には成功したが、すぐ気球に火が点きました。

有力な原因は、花火用火薬です。木の枝の間をすり抜けて通る為に、籠に付着しておいた炎の火薬の方向が歪んでしまったというのです。元々は器具と遠い方を向けなければならないが、器具の方を向けられるようにねじれ、その為、水素ガスに火花が散ったといいます。

理由はどうであれ、目撃者達の話によると気球が火事になり、ソフィー·ブランシャールは砂袋を投げて、あまり早く落ちないように努力しました。気球は完全には爆発しなかった為、適当にスピードを維持して下りていたら、助かったかも知れません。しかし、気球が住宅街に飛ばされ、籠が建物の屋根に衝突して、うつ伏せになったのです。ブランシャールは、地に落ちて死亡しました。彼女は、白いドレスを着ていたそうです。

事故が起きると、知人らが「両親を失ったブランシャールの子供達の為に、お金を集めてほしい」と要請し、かなりの大金が集まったといいます。ところが、お金を全部貯めてみたら、ブランシャールには子供がいなかったそうです。とても危険な冒険をする夫婦だった為、ディンク族として生きたようです。そこで、知人達はそのお金でパリのペルラシェーズ墓地に、ブランシャールの墓碑を建てたといいます。41歳の死亡は、当時としては特別早い死ではなかったはずです。私には、このような死が悲劇とは見えません。むしろ名誉あるように、行くべき道を思いっきり突っ走って、格好良く向かった人だと思います。

ソフィー·ブランシャールは科学者ではなかったが、そのような第1世代の操縦士達の活躍のお陰で、人類の知識と経験が天上に拡張する事が出来、後日、ジェームズ·グレーシャーやヘンリー·コックスウェルのような後代の人々の科学的発見にまで、繋がる事が出来たでしょう。やはり人類の進歩は、リスクテイキングの力です。安全だけを追求していては、発展出来ません。

ジェームズ·グレーシャー

何処であれ、これまで人類が経験した事のない未知の世界に、第一歩を踏み出した開拓者がいます。イギリスの気象学者兼気球操縦士であるジェームズ·グレーシャーは、世界で初めて高度1万メートル以上の上空を飛行し、大気が層になっているという事実を、初めて突き止めました。気球が見物や娯楽手段に転落した状況を、懸念した方なのです。

このような勇気ある行動で、人類の可能性は大きくなって来ました。1万メートル上空という膨大な高度に、初めて到達した人物は、19世紀の英国人2人でした。彼らの命をかけた行動は、宇宙に繋がる空への人類の挑戦を進展させる役割を果たしました。実際に、ジェームズ·グレーシャーと一緒に飛行した人物は、ヘンリー·コックスウェルです。

彼は、ケンブリッジ大学天文台の助手を務め、1840年にグリニッジ天文台の地球磁気と気象部門の初代主任になりました。ジェームズ·グレーシャーは、空の果てに関心を持つようになったのです。19世紀末に、熱気球を利用した上空探査技術が開発され始め、グレイシャーも熱気球探査計画を立て、英国科学振興協会を説得して費用を得る事に成功したと伝えられています。

ここで、英国科学振興協会について補足だが、映画の中では、ジェームズ·グレーシャーのフライトを後援したのは、王立学会のように描かれています。

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しかし実際には、英国科学振興協会が、ジェームズ·グレーシャーのフライトを後援したといわれています。

この前、<人文チャンネルヒュー>を通じて知った事だが、<王立>は、私達が考える<国家機関>と性格が違うそうです。王立は、あくまで<王室が認めた機関>であり、<王室が運営する機関>ではないという事です。実際の運営は、貴族や富豪の後援によって行われたといいます。今も同じです。

そして、ジェームズ·グレーシャーは未知の上空に対する探検の為に、熱気球の専門家ヘンリー·コックスウェルとチームを組んで、計画を立てました。熱気球の製作と並行して、上昇気流など気象関連知識を身につけた後、1862717日、遂に、熱気球を利用した初飛行を実施します。彼らは熱気球から離陸して12分後、雲の上を登ることに成功しました。初めての飛行に成功した彼は、雲が作り出す美しさと雲に熱気球の影が映った姿を、感銘深く明らかにしました。

ジェームズ·グレーシャーは、ヘンリー·コックスウェルと共に、186295日、<誰も到達しなかった高度>を目標に挑戦します。気球に搭乗し、高さ11kmまで上がったが、途中気を失って危険な目にあったりもしました。その後も、数十回の高層観測を行ったそうです。熱気球にコンパスと温度計、ブランデー瓶、鳩六羽を載せました。鳩を乗せた理由は、未知の上空に対して、人間よりも鳩の方が危険かどうかの変化を感知出来ると考えた為です。

熱気球が4800メートル上空に達する頃、6匹の鳩のうち、1匹が死にました。ジェームズ·グレーシャーは、死んだ鳩を籠の外に捨てたが、鳩はまるで石のように、逆に下に落ちたといいます。続いて、6,400メートル上空で2頭、7,200メートルから、3頭が順に死んでいきました。

高度が8000メートルを超えると、気温は氷点下20度まで下がりました。ジェームズ·グレーシャーとヘンリー·コックスウェルも、計画を立てられなくなったのです。既に、温度計にある水銀柱は、温度を読みづらい状態でした。まもなく、ジェームズ·グレーシャーは自分の体に異常を感じたのです。

腕を上に上げようとすると、腕が反応せず、持ち上げるのが難しかったそうです。<コックスウェル>を歌おうとしたが、言葉もうまく出なかったといいます。これは、急激な上昇による気圧の変化で血液に溶けていた気体が気泡になり、血管を塞栓する減圧症状です。当時、ジェームズ·グレーシャーはこのような障害を知らなかったのです。

劣悪な環境に直面すると、ヘンリー·コックスウェルは、高度を下げる事に決めました。しかし、熱気球ガスを放出する為のバルブラインに、ロープが絡んでいる状態でした。このままでは、生死の危険を感じたヘンリー·コックスウェルは、ねじれたロープを解いたのです。

ジェームズ·グレーシャーは、減圧症の為に意識を失いました。必死になったヘンリー·コックスウェルも、減圧症で手足を自由に動かしにくかったが、バルブラインを調節して、機体を開放するのに成功しました。

熱気球は、ゆっくり下降し始めました。当時、熱気球は1万メートルを突破して、成層圏に突入していたものと推定されています。高度が下がり、意識を取り戻したジェームズ·グレーシャーは、「感覚がなくなっている」と言いながらも、ノートと鉛筆を取り出して、当時の状況に対する観察を再び始めました。

再び、熱気球が地上に着陸する時は、ジェームズ·グレーシャーとヘンリー·コックスウェルの他に、鳩1匹だけが残りました。鳩は、着陸後15分間、ジェームズ·グレーシャーの手から降りなかったといいます。無事生還したと英国科学振興協会に報告したジェームズ·グレーシャーは、気象観測の為に、熱気球21台の製作を要請しました。その後、雨雲が集まって雨を降らせる仕組みや高度変化に応じて、風向きや速度の変化等の情報を確保する事に成功したのです。

映画で見せてくれたように、人間として、最も高い所まで上がる世界記録を立てたのも事実であり、また、この探検で得た数値を通じて、気象学が大きく発展したのも事実だといいます。2人は、この飛行の成功で各自の分野で、有名人になりました。ジェームズ·グレーシャーは94歳、ヘンリー·コックスウェルは81歳まで、生きました。

ジェームズ·グレーシャーは、イギリス王立学会の一員として創始期には、あまり関心を持たなかったが、上記の業績で、英国王立気象学会創立者の一人として、自由機構による高層気象観測·英国初の天気図刊行など、業績が多いです。1850年、英国気象学会の創設に参加し、日記図の発行事業などを発起しました。主要著書には、“Crystals of snow”(1872)などがあります。1871年にジェームズ·グレーシャーは、気球飛行の重要性を見抜いた科学者及び技術者達の努力と、気球飛行を通じて確認された科学的成果を知らせる為、2人の著者と共に“Travels In The Air”を書いたのです。本書に収録されたジェームズ·グレーシャーが書いた文の題名は、“Aerial Travels Of Mr. Glasisher”です。

ジェームズ·グレーシャーは、航空術の発展が後代の科学研究に、新しい地平を開く事を希望して、文を締めくくります。彼の望みは、現実となりました。

科学的な天気予報

現在は、立証されて常識となった多くの科学的業績や発明や発見が、過去においては、殆どの人々とメディアが不可能だと断言した事を、<可能だという信念>一つで押し通した不屈の人々によって成就した事、そして我々は、彼らの努力の結果を、ただの恩恵として、享受しています。

にも関わらず、多くの場合、嘲弄と嘲笑に耐えなければならないのは、偉大な先駆者が耐えなければならなかった避けられない過程でした。

イントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたりも、予測不可能な天気を予測する為に、熱気球に乗って空高く上がって気象観測を試みた、気象学者ジェームズ·グレーシャーの実話からインスピレーションを得て、製作されました。原題の The Aeronauts”は、熱気球の操縦士を意味するAeronaut”という単語をそのまま使いますが、映画の中の熱気球に2人搭乗していたので、映画のタイトルには複数形を用いています。

実は、気象学”Meteorology”という単語も、人々には聞き慣れない時代の科学者であり、天文学者でもあるグレーシャーは、空と大気を研究して理解するようになれば、これを通じて、天気を予測する事が出来ると信じていた為、自分を気象学者だと紹介します。

既に熱気球が発明され、空と気象についての研究が出来る基本は整っていましたが、空についての資料を十分に収集して、あるパターンを分析し、関連性を探し、気象の秘密を明らかにし、これによって気象を予測し、天気を予報しようとする事は、当時の王立学会の会員からも、科学ではなく占い師扱いを受ける程でした。 

王立学会会員達が彼を、「天気探偵 weather sleuth」と冷やかしたり、「気象学者と呼ばれるのがもっと好きだ」と皮肉る姿は、科学者と呼ばれるのも恥ずかしいせせこましい姿を、当時科学界で、ジェームズ·グレーシャーをどう待遇したのかを、極端に表現した場面です。

酷い場合は、「瓶の中で蛙が飛んでいるのを予測するのと同じだ」というからかい交じりの言葉を聞きながら、「妄想に過ぎない」という冷笑まで聞くようになります。それでも、混沌の中で秩序を見つける事が科学者としての責任だと信じる為、天気の変化を予測し、雨がいつ降るのかなどの天気予報を通じて、船員達がより安全になり、農作業ももっとよく出来るだけでなく、洪水、渇水、飢餓にも十分に備える事が出来るので、多くの人命を救えると信じるジェームズ·グレーシャーの熱情を、防ぐ事は出来ませんでした。

映画は、1860年代のロンドンが背景であり、空を研究する科学者として、空は誰も統制出来ない事を、更に天気を相手に戦って、勝つ事は出来ないという事をよく知っている気象学者ジェームズ·グレーシャーが、天気を科学にするという夢を持っているので、それで何より空高く上らなければならないのに、当時としては、空に上がる方法が熱気球を利用する方法だけで、自分と一緒に空に上がる熱気球の操縦士を探す事から、映画は始まります。

映画を見ると、当時が他の科学的分野より相対的に空と気象に対しては、未開拓分野で、未知の世界だという事がはっきりと感じられます。

この映画は、空の上に上がる程、気温の変化と気象の変化、つまり寒くて雨が降るなど、熱気球に乗っている間の事を演出した為、飛行機に乗ったって、雲の上を上がって見る事が出来ない私達は、経験する事が決して出来ず、この映画は、熱気球に刻まれた文章のように、空高く上がろうとした先駆者達の話を、鮮やかに描写しています。

「空が広々と広がっている。そっちに行こう」

飛行しないと決心した熱気球の操縦士を訪ねて来たジェームズ·グレーシャーの友人が、言ったセリフです。

「これは、機会ではなく義務です。生きながら、世の中を変える機会が与えられる人はとても珍しいです。あなたに、責任が与えられました。それを、完遂しなければなりません」

熱気球が上昇し続け、生命の危険を感じ、もし今下降しなければ死ぬ危機的状況で、ガス排出弁が作動しないと、熱気球の外に出て、熱気球のてっぺんから、手動でガス排出弁を開きます。その後、ジェームズ·グレーシャーが、熱気球の操縦士にした台詞です。

「あなたが私の為に、外で何をしたか分からないけど、間違いなく偉大な行動でした」

これは、単にこの場面の為の台詞というよりは、我々が知らないうちに、偉大な業績と発見を成し遂げた先駆者達、そして、科学者達を念頭に置いた監督の演出ではないかと思います。

科学に対するジェームズ·グレーシャーのセリフも、深い意味があります。

「私は、生涯科学で慰めを得ました。科学は、コントロール出来ない多くの事に意味を付与してくれます。私達を取り巻く混沌に、ある程度秩序を与えます。しかし、光環 aureoleも落ちる雪片を、科学で説明出来ても、その美しさを説明するのは、不可能です。私達は、一緒に星をもっと近くに作りました」

映画は始終、熱気球の作動や飛行と関連した不思議な場面が多かったが、最後の場面は、実際可能かどうかなどが、特に印象的でした。

下降する急激な気球の速度を、何とか落とそうと減量し、テント内風船の下のバスケットも切ってしまい、ただ紐にかけて走ってみるのですが、下降速度が落ちません。この時、テントの風船を握っているロープを切って、テントがテントを囲んでいるロープの中に吸い込まれ、まるでパラシュートのような形に変わって、下降速度を落とし、九死に一生を得るようになります。

「熱気球操縦士2人が、歴史上、誰よりも月と星に近づいた」ザ·タイムズ紙。

ジェームズ·グレーシャーは、几帳面な資料記録で、大気が多層である事を証明しました。この発見により、最初の科学的な天気予報が、可能となったのです。

イントゥザスカイ まとめ

映画で見せてくれるアメリア·レンの勇気、そしてジェームズ·グレーシャーの学究熱が出会い、この世界の歴史を綴りました。

既に大ヒットしそうな小説より、更に小説のような実話を基に、演技力が保障されている2人の俳優が、映像美まで完璧な映画に出会えば、全ての人が夢中にならざるを得ないでしょう。

映画の上映時間の殆どが、気球の中という限られた空間を背景にしている為、多少は息苦しいのではないかと思いましたが、気球から眺める地上の風景も、そして地上からは想像も出来ない空と空の上の雲、そしてそういう光景を、私達の目の高さで、見る事が出来る斬新さも素晴らしかったです。

空に対する好奇心が頂点に達した19世紀の気象学者達の挑戦精神を込めた冒険映画イントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたり

ところが、この映画の主人公は気象学者のジェームズ·グレーシャーでも、熱気球の操縦士アメリア·レンでもありません。熱気球そのものが、主人公です。もちろん、人が作ったのだから人が主人公であって当然だが、個人的には10,000メートル以上の希薄な空気の中の成層圏まで、異常なく舞い上がった熱気球が、主人公と言えます。このような熱気球があってこそ、人間の挑戦と好奇心、科学的分析も可能なのでしょう。

この映画は、気象学者のジェームズ·グレーシャーより、熱気球操縦士のアメリア·レンに焦点を合わせているのが、特徴です。熱気球飛行中に重さを減らす為に、自分を犠牲にして妻を救った夫の犠牲を痛みとして残し、熱気球調整をしなかったアメリア·レン。彼女の挑戦と強い勇気と不屈の精神に、拍手を送るしかありません。結局、空に対する熱望は、痛みを乗り越えて恐怖と恐怖も克服するという冒険映画の面白さを、豊富に含んでいるイントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたりでした。

今後は、女性が映画の主人公であり、主導的な位置に立つのが自然に思われます。女性映画とは別に呼ばなくても、映画の中の女性達の姿は、受身的で補助的な役割から脱している為、イントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたりも、そのような脈絡からすれば、冒険と挑戦の中心軸は、今や女性達の手の内にあると言えます。熱気球最大の危機、にジェームズ·グレーシャーは気を失っており、アメリア·レンはあらゆる力を結集して、熱気球の空気を抜き取ります。このような強い精神力と意志は、女性達が担っています。

更に19世紀は、科学的研究が最も活発に行われた時代であります。このような時代に、気象学も発展出来たのは、ジェームズ·グレーシャーのような学者の挑戦があったからこそ、可能だったのでしょう。ややもすると、死ぬ危険を覚悟しながらも、科学的探求を止めなかった学者達の献身にも、拍手を送ります。

翼のない動物にとって空は恐怖であり、鰓のない動物にとって水中は恐怖である。

それは、すなわち死を意味するから。

羽もなく鰓もない陸地の動物達は、陸地で豊かに暮らせばいいのです。

ところが、人間は空をよく飛び回り、水の中でもよく動く。

飛行機を作り、船と潜水艦を作った人間。

天気を予測出来ると、それを研究すると言い出した科学者。熱気球を操る女。

科学者は、空の上に上がって大気を観察し、湿度と温度、風の方向などを記録したい。

その為、熱気球の操縦士 Aeronautが必要です。

研究支援を受けた科学者は、熱気球に乗り込み、雲より更に上に、大気層から星が見える高さまで上がります。

酸素が不足し、温度が急激に下がった状況でも、科学研究への情熱からリスクを甘受します。

そして、再び地上に降りなければならない時、それも容易ではありません。

地球外の宇宙で宇宙を研究し、地球に辛うじて帰還するように、大気の末に行って地上に帰還するという話は、同じ筋の話です。

知らない世界、その地点を探求する為の人間の情熱、好奇心、限界の克服..

熱気球の風景を鑑賞しながら、高所恐怖も感じさせる、この涼しげな映画は、科学を語る時に聞かせる良い教保材です。

所々に見える空の素晴らしい風景と、黄色の蝶の群れに出会う場面も幻想的で、気象学者とバルーン操縦士に大きな真摯の拍手を送り、尊敬する気持ちを持つようになった映画、イントゥ··スカイ 気球で未来を変えたふたり

最後の言葉が、偉大な冒険と挑戦の余韻を添えます。

あの高い空こそ、私が本当に幸せを感じる所。

私達は、発見という名で空を飛行した。

新しいものを探し、世の中を変える為に。

しかし見つめているだけで、世の中が変わらない。

我々がどう生きるかによって、世の中は変わる。

上を見よ。

空は広々と広がっている。

 

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