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最初に感染した心優しいホームレス・アラシーから次々と起こる感染危機
公園でホームレスの遺体が発見される。アンヌ＝マリーと共に研究所で感染対策の指揮にあたるドゥメール公安大臣は、友人フランソワーズから嬉しい知らせを受ける。
「アウトブレイク- 感染拡大 -」あらすじ
感染発覚から19日目。
アラシーは咳き込みながらペットとして可愛がっていたフェレットの墓を作ります。偶然通りがかった（フィギュアスケート選手）カミーユから携帯電話を借りて、姉ネッリに病院に行くため、保険証を貸して欲しいと連絡します。携帯をカミーユに返すと、アラシーを心配したネッリがホームレスが多くたむろす公園に現れ、咳き込んだホームレス達を目にし、ネッリも咳が出始めます。
アラシーはネッリと一緒にセント・アンドレ病院に到着すると待合室で待機します。その間にも症状は悪化、同じ部屋にいたザラ、対応した緊急医クロエにも危機が迫ってしまいます。
その頃、代理母フランソワーズの人工授精が成功したことで、息子グザヴィエの咳は止まらないことをよそに、ドゥメール大臣とパスカルは子供を授かる喜びに満ちています。
一方、アラシーと路上生活をしていたビリーも倒れ、イザークも体調不良を訴え始めます。
ルクレールは夫マルクがクロエと浮気していることを知り、離婚を決意、マルクを家から追い出します。そして、ネッリはアラシーの遺体を発見し、セント・アンドレ病院の看護師に検査したウィルスの感染を悟ります。
「アウトブレイク- 感染拡大 -」感想
夫マルクの浮気
病状が発症されている人々が現れ始める中、セント・アンドレ病院に勤めるマルクとクロエが浮気をしている事実を知る主人公ルクレール医師。社内不倫はどこでもあるのかと落胆しつつ、医療関係者同士の事情など今後の人間ドラマにもつながる要素が満載です。
差別と社会的弱者の犠牲
イヌイット族でホームレスのアラシーが死んだことにより、ネッリがその原因や危険性を訴えるもイヌイットが故の差別的な対応で聞き入れてもらえないシーンは居た堪れなくなります。快くアラシーに携帯電話を貸したスポーツ選手カミーユも接触したことで感染・・・
家族愛と正義
兄弟アラシーが死んだことを受け、姉ネッリはビリーの真相にも迫ろうとします。不当な扱いを受けながら、イヌイット族が直面する社会の偏見を助長するような場面もあり、単なる医療サスペンスだけでなく、社会的な視点からも捉える事ができるストーリー展開です。
「アウトブレイク- 感染拡大 -」まとめ
不衛生な路上生活者から感染していき、ワクチンや有効な治療方法がないまま、医療チームは友達や家族、患者との人間模様が見所です。蔓延するウィルスの前触れを感じつつ、徐々に感染者が増えていくので、毎日コロナウィルスの感染者数をテレビ見ているような不安が襲いかかってきます。
次回はどうなるのでしょう。
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”上記の情報は２０２１年3月６日時点の情報です。
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