鬼滅の刃 コミック第14巻 ネタバレ感想
コミック第14巻は無一郎の無 116話から124話
116話 極悪人
禰豆子の血気術により爆血刀となった炭治郎の赤く燃える刀の効力がきれ、半天狗の頚を切り落とすことができない！
六体目の鬼が襲ってきたと思った瞬間に禰豆子が炭治郎を救出し、なんとか攻撃を避けることができた。六体目の鬼と思われた鬼の正体は、憎の文字が記された雷さまのような太鼓を背負った姿の憎珀天（ぞうはくてん）だった。
木の龍を巧みに操り、半天狗を守りながら、姿が小さいものを弱者と決めつけ、自分たちが殺してきた人間のことなど微塵にも考えず、炭治郎たちを悪人と罵る憎珀天。
ねじ曲がった思考の悪鬼に対して、炭治郎が言い放った「お前の頚は俺が切る！」には痺れましたね。
117話 刀鍛冶
無一郎が玉壺の血気術、水獄鉢にとりこまれ、最後の一撃、一呼吸で、霞の呼吸壱ノ型、垂天遠霞を放ちますが、柔軟性のある膜に歯が立ちません。もはやこれまでかというときに助けに入ったのは刀鍛冶の小鉄でした。まさに、刀鍛冶と鬼殺隊は二人三脚なんだと思わせたシーンでした。我が身の危険を顧みず、一呼吸を水獄鉢に吹き込む機転のきき様なんて素晴らしいですね。
一方、鋼鐵塚の刀研ぎを邪魔しようとする玉壺だったが、何をしても刀研ぎをやめない鋼鐵塚をなんとかやめさそうと必死に攻撃を続けていた。
ここでも、炭治郎のためになんとしても刀を仕上げるという刀鍛冶の強い信念を感じましたね。
118話 無一郎の無
小鉄の機転により、呼吸が使え、水獄鉢から脱出できた無一郎。
小鉄から、鋼鐵塚さんを助けて、刀を守ってほしいと言われ、回想シーンが始まる。
双子だった無一郎は、そして、兄からは無一郎の無は無能の無と言われてきていた。
きつくあたる兄だったが、それには理由があった。
兄から受け取った最後のメッセージは熱いものが込み上げてきましたね。
119話 よみがえる
兄が無一郎にきつくあたったのは、剣士になって命を落とす危険から、守ろうとしていたからだった。
玉壺が鋼鐵塚に執拗に攻撃を続けるが、鋼鐵塚は刀を研ぐのをやめない。
そんな苛立ちの最中、無一郎が玉壺に攻撃を仕掛ける。
不意をつかれた玉壺は苛立ちを隠せないが、体が麻痺してからの動きが早く、あざが出てきた無一郎を先に殺してしまおうと考えます。
刀鍛冶の鉄穴森（かなもり）と無一郎が玉壺に捕まるが、刀で切り落とし脱出。
そして、ここでも「俺のために刀を作ってくれてありがとう鉄穴森さん」というシーン、刀鍛冶と鬼殺隊の繋がりが感じられましたね。
鉄穴森さんの前は鉄井戸さんが無一郎の刀を作っていたのですが、病で倒れてしまい鉄穴森さんが受け継いだんですね。
その思いをつなぐことができたという感動のシーンでした。
120話 悪口合戦
玉壺を手玉にとる無一郎は流石です。
かなり芸術的センスがあると自画自賛していた玉壺ですから、壺に対しては誇りを持っていたんでしょうね。「左右対称に見えないよヘッタクソだなあ」というと、逆上してしまいます。
無一郎が一枚上手でしたね。
121話 異常事態
死にゆく兄を見守りながら、自らも死の淵を彷徨った無一郎。
死ぬまで消えない怒り、鬼を滅ぼすために、自らを鍛え上げた無一郎。
手負の無一郎が上弦の伍を上回るスピードで繰り出した霞の呼吸 漆ノ型 朧
300年以上生きた鬼の最後はあっけないものでしたが、それだけ、無一郎の強さが上回った瞬間だったんですね。
122話 それは一時的な興奮状態
玉壺を倒した無一郎だが、意識はもう飛ぶ寸前だった。
よくぞこの状態で上弦の鬼を倒してくれました！
小鉄を心配しながらも泡を吹いて倒れた無一郎の前に現れたのは、血塗れの小鉄でした。
金穴森さんの慌てふためくシーンは、笑いを誘ってしまいますね。
致命傷を免れたのは炭治郎から預かっていた煉獄さんの鍔を懐に入れていたからでした。
一方、憎珀天の血気術である木の龍の攻撃に苦戦する炭治郎。
そんな中、助けに入ったのは甘露寺蜜璃だった。
123話 甘露寺蜜璃の走馬灯
憎珀天の攻撃を見事に打ち消し、まさに頚を切ろうとした瞬間、炭治郎がそいつは本体じゃない！頚を切っても死なない！と助言した途端、攻撃を喰らってしまいます。
常人であれば肉の形を保つことができないはずだが、特異体質の甘露寺は、瞬間に体を硬直させてダメージを最小限に留めました。しかし、気を失ってしまいその間に走馬灯を見ます。
124話 いい加減にしろ バカタレ
炭治郎に希望の光と言われ、今まで抑えていた力を解放する甘露寺。
そして、甘露寺にもあざが発動します。
憎珀天vs甘露寺
炭治郎たちはその隙に、本体の頚を切りにいきます。
炭治郎たちに攻撃する憎珀天でしたが、甘露寺が全て跳ね除けます。
そして玄弥もまたその特異体質である鬼を喰らって鬼化するという技で、木の龍を食べ始めます。
逃げた本体に向かって大木を投げつけるところも、玄弥ならではのなせる技でしたね。
まとめ
14巻は無一郎の過去、甘露寺の過去が明らかにされ、刀鍛冶と鬼殺隊の強い絆がみられた素晴らしい内容でしたね。
無一郎、そして甘露寺にもあざが発動し、極限まで強さが練り上げられた技は上弦を倒すほどに成長していました。
次回もとても楽しみですね。
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映画、無限列車編につづく重要な任務を任された炭次郎たちは、十二鬼月たちとどう戦うのか。
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